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Y.Miyashita
Profile 01

Y.Miyashita

法人事業本部コーポレートIT事業部
シニアプロジェクトマネージャー
2003年入社(キャリア採用)

本プロジェクトにおける会社の代表として、お客様の経営層とのカウンターパートを担当。プロジェクトリーダーと協力し、プロジェクト全体のかじ取りを行う

M.Ito
Profile 02

M.Ito

法人事業本部
コーポレートIT事業部
2007年入社(キャリア採用)

プロジェクトリーダーとして、プロジェクトのコスト・品質・納期を管理。計画実行に向けてメンバーを牽引。

N.Goto
Profile 03

N.Goto

法人事業本部
コーポレートIT事業部
2001年入社

財務会計業務における“債権”分野のチームリーダー。3名のメンバーを率いて、お客様との調整を行いながらシステムを具現化。

T.Igarashi
Profile 04

T.Igarashi

法人事業本部
コーポレートIT事業部
2007年入社

技術分野のプロジェクトメンバーとして参画。既存システムと、今回新たに開発するシステムとをつなぐ仕組みを担当。

M.Hayashi
Profile 05

M.Hayashi

法人事業本部
コーポレートIT事業部
2008年入社

財務会計業務における、“一般会計”領域を担当するプロジェクトメンバーとして参画。若手ながら要件定義フェーズではお客様へのプレゼンも担当。

※ 社員の所属情報等の表記は取材時点の情報であり、
閲覧される時点では変更されている可能性があります。

Report 01

競合他社に
どう対抗するか

今回のプロジェクトの最初のハードルはまずお客様からどう受注を獲得するか、だった。
お客様は某大手水産加工メーカーB社。JSOLが得意とするERPシステムの導入案件ではあったものの、これまで全くお付き合いのなかった新規のお客様先であり、しかもJSOLとしては、経験もノウハウもあまりない業界。さらに、既存のシステムを競合他社が担当している状況だった。
そうしたなかで、他社に勝るソリューションを提案し、いかにしてお客様にJSOLを選んでもらうか、JSOLにとっては非常にチャレンジングな状況だった。
「お客様のニーズは10年前から稼働していたシステムの老朽化を背景に、グローバルスタンダードな経理プロセスの確立と、国際財務報告基準(IFRS)など法規制や経営環境の変化に柔軟に対応できるビジネス基盤を目指し、基幹システムを再構築したいというもの。また、新システムの稼働はお客様の創業100周年という、会社の記念行事の一つとしても位置付けられる、お客様にとっても非常に重要度の高い案件でした。」とプロジェクトマネジャーであるY.M.は振り返る。

既にお客様とお付き合いのある他社ではなく、いかにしてJSOLを選んでもらうか、難しいテーマではあったが、(プロジェクトマネジャー)Y.M.は闘志を燃やしていた。(プロジェクトマネジャー)Y.M.は、どうしたらプレゼン相手であるお客様の経営陣にJSOLのソリューション力が伝わるか、入念にプレゼンの準備を進めたという。「複数回のヒアリングの機会を通じてお客様が抱える問題や要望が何なのかをまず整理していきました。そのうえで、提案プレゼン時には、お客様の経営陣の目線に立ち、わかりやすい言葉で、悩みや課題に対しはっきりと、具体的に提案を行いました。」そんな(プロジェクトマネジャー)Y.M.の工夫が功を奏し、JSOLのERPシステムに関する実績と豊富な人材、それに基づく提案力がお客様の経営層に響き、大方の予想を覆すかたちでJSOLが今回のプロジェクトを担当することとなった。

※1ERP:
企業の経営資源を有効活用する観点から、部門ごとに構築されていたシステムを統合し、経営の効率化を図る概念・手法である。これを実現するための統合型(業務横断型)ソフトウェアをERPパッケージという。

Report 02

若手社員の成長を
加速させるチャンス

実際、(プロジェクトマネジャー)Y.M.の配下で、実際にプロジェクトを動かす立場にあった(プロジェクトリーダー)M.I.もこう振り返る。「若手にはできるだけ機会を与え、成長してもらいたいという思いがありまし受注後、すぐにプロジェクトメンバーを編成することとなった(プロジェクトマネジャー)Y.M.には、ある目論見があった。
「全体としては、当社のノウハウや実力を活かせば比較的スムーズにプロジェクトが進められると思っていました。そこで、プロジェクトリーダーのM.I,、そして財務会計業務に強いN.G.という2人のメンバーを柱とし、他のメンバーには、これからの伸び代が期待できる若手メンバーを抜擢しようと考えました。全くの新規のお客様のプロジェクトを担当し、ゼロからシステムを構築していく機会は大変貴重ですので、若手メンバーの育成には最適な案件だと思ったのです。」ERPシステムの領域に経験豊富なJSOLだけに、お客様の高度な要望に十分に応えられるコア人材を適材適所に配置しながら、次の世代を担う人材の育成まで展望して取り組めたのだった。成長のためには、それぞれに合ったチャレンジしがいのある適正な仕事を任せていく必要があります。ですから、メンバーの仕事の状況をきちんとつかんだうえで、オーバーフローとなりそうなときには早めに手を打つなど、周囲への目配りは常に意識していました。」若手メンバーであり、入社3年目の時点で本プロジェクトに参加することとなった、一般会計領域メンバーのM.H.は、次のように語る。「プロジェクトに配属された最初はお客様の業務に関する用語もほとんど分かりませんでした。
しかし、わからないことは先輩にサポートいただきながら、徐々に理解を深めていきました。次第に、お客様へとの業務的な打ち合わせを任せていただいたり、大きなプログラムを組ませてもらったり、と成長のチャンスもたくさんいただき、大変な面もありましたが、幸せに感じていました。」
ERPシステムの領域に経験豊富なJSOLだけに、お客様の高度な要望に十分に応えられるコア人材を適材適所に配置しながら、次の世代を担う人材の育成まで展望して取り組めたのだった。成長のためには、それぞれに合ったチャレンジしがいのある適正な仕事を任せていく必要があります。ですから、メンバーの仕事の状況をきちんとつかんだうえで、オーバーフローとなりそうなときには早めに手を打つなど、周囲への目配りは常に意識していました。」若手メンバーであり、入社3年目の時点で本プロジェクトに参加することとなった、一般会計領域メンバーのM.H.は、次のように語る。「プロジェクトに配属された最初はお客様の業務に関する用語もほとんど分かりませんでした。
しかし、わからないことは先輩にサポートいただきながら、徐々に理解を深めていきました。次第に、お客様へとの業務的な打ち合わせを任せていただいたり、大きなプログラムを組ませてもらったり、と成長のチャンスもたくさんいただき、大変な面もありましたが、幸せに感じていました。」
Report 03

関係者を巻き込み
協力を得ながら
それぞれの困難を
克服

プロジェクトの受注に見事に成功し、体制も整った。しかし、経験やノウハウの少ない業界であること、お客様のビジネスへのインパクトが非常に大きな基幹システムを担当するゆえにお客様がJSOLに期待する水準も相当高いこと等多くの壁が立ちはだかっていた。そんな状況下で、メンバーは様々な困難にぶつかることとなる。(プロジェクトリーダー)M.I.は、新たなシステムの具体的な要件を固める“要件定義”と言われるフェーズが勝負所であると捉え、お客様との間で、構築するシステムの具体像を共有することに注力する。「“要件定義”以降のプロセスがスムーズに進むよう、お客様との刷りあわせには力を入れました。限られた予算と期間のなかでお客様の要望を最大限実現させることは大前提ですが、そのうえで何をどこまでやるのか、費用対効果や優先順位を踏まえてお客様と共に検討したり、お客様の業務プロセスそのものの効率化の提案を行いました。」財務会計業務のスペシャリストであったN.G.は、お客様の業界特有の取引慣習に悩まされることとなる。「これまで経験してきた業界に比べて、生鮮食品を取り扱っている点で、期間の制限や、品数の多さという大きな違いがありました。これまでの経験・知識では通用しない点もありましたが、お客様のキーマンの方と密接にお話する機会を設けながら何でも質問し合えるような信頼関係を構築し、お客様と一緒になって問題点を解決しながら進めることができました。」技術分野チームのT.I.は、従来から存在するシステムと新たなシステムとの連携の部分で苦慮した。「システム間をつなぐ仕組みが複雑になっていたので、コアな心臓部となる統一的な仕組みを用意して、効率化を図りました。また、他社が担当するシステムとの連携については、そのシステムを担当する会社から信頼を得られるように積極的にコミュニケーションをとり、助言をもらいながら作業を進めていきました。」それぞれのメンバーが積極的に関係者とコミュニケーションを図り、巻き込みながら、困難に立ち向かいそれを克服していったのだ。

「これまで経験してきた業界に比べて、生鮮食品を取り扱っている点で、期間の制限や、品数の多さという大きな違いがありました。これまでの経験・知識では通用しない点もありましたが、お客様のキーマンの方と密接にお話する機会を設けながら何でも質問し合えるような信頼関係を構築し、お客様と一緒になって問題点を解決しながら進めることができました。」技術分野チームのT.I.は、従来から存在するシステムと新たなシステムとの連携の部分で苦慮した。「システム間をつなぐ仕組みが複雑になっていたので、コアな心臓部となる統一的な仕組みを用意して、効率化を図りました。また、他社が担当するシステムとの連携については、そのシステムを担当する会社から信頼を得られるように積極的にコミュニケーションをとり、助言をもらいながら作業を進めていきました。」それぞれのメンバーが積極的に関係者とコミュニケーションを図り、巻き込みながら、困難に立ち向かいそれを克服していったのだ。

Report 04

プロジェクトの
成功により
深まるメンバーの
自信

各メンバーそれぞれに困難な壁は存在していたものの、これまでの豊富なERPソリューションの実績やノウハウを活かし、それぞれが自身の役割を着実に実践していくことで、プロジェクトはスムーズに進行し、無事に終了した。お客様からも高い評価をいただき、お客様のグループ全体への展開という、さらなる受注へと繋げることもできた。このプロジェクトの成功は、ERPパッケージを提供するSAP社からも高く評価され、JSOLは14年連続で『SAP AWARD OF EXCELLENCE』を受賞することとなった。「今後も継続的にパートナーシップを結び、ビジネスの発展が期待できる新規のお客様とのお付き合いがスタートできた。以前にお付き合いされていた他社から当社にシステム構築を任せていただいた今回の案件は、JSOLにとっても、私やメンバーにとっても大きな自信になりました。」と(プロジェクトマネジャー)Y.M.は振り返る。また、(プロジェクトリーダー)M.I.も「若手社員が成長のための良い経験を積むことができたことはもちろん、私個人としても彼らも含めたプロジェクトメンバーに対するマネジメント経験を積むことができ、非常に良い機会になったと思います。」と語る。

そして、メンバー全員が今回の成功体験によって、それぞれの立場で大きな自信を獲得した。(財務会計チームメンバー)N.G.は「新たな業界へチャレンジし、困難を乗り切ったことで、今後も財務会計システムの領域においては“どんな業界でも大丈夫”という自信を持てるようになりました。」といい、(技術分野チームメンバー)T.I.は「お客様が気に掛けるポイントを素早くつかみ、主体的にニーズにお応えしていく力が高まったと思います。」と次のステップへの手応えを感じている。更に(一般会計領域メンバー)M.H.は「資料やテキストからでは獲得できないような、生きた知識を獲得することができました。」とそれぞれに語った。今回のプロジェクトの成功は、JSOLとお客様の関係における、最初の大きな一歩となったのと同時に、メンバーそれぞれが大きくステップアップするきっかけとなったのは間違いない。

OFF TIME

  • Y.Miyashita

    テレビでのサッカー観戦。録画で溜め込み、休日に楽しむ。子どものサッカーの試合を見に行くことも多い。冬場はスキーも楽しむ。

  • M.Ito

    リフレッシュのため、自分だけの時間を楽しむ。時折、お茶の教室へと通う。

  • N.Goto

    球場まで出かけ、お気に入りの野球チームの応援をしている。また、お菓子作りやヨガの教室へ通い、それぞれの腕を磨く。

  • T.Igarashi

    目的地を特定することなく、気の向くままに旅を楽しみ、行く先々で地元の美味しい物や地酒を味わっている。

  • M.Hayashi

    祖母が和裁をやっていたので、子どもの頃から着物に興味を持ち、現在も着付け教室に通っている。和装で出かけることも多い。